インバスケットとは?合格に必須のポイントを徹底解説

「インバスケットってそもそも何かよくわからない」
「なるべく一発で合格したい」

そんなふうに思ったことはありませんか?

  • インバスケットって、どういう意味なのか
  • 試験の内容はどんなものか
  • 何が求められるのか
  • どのように評価されるのか
  • 本質は一体何なのか

インバスケット試験に一発合格するために、インバスケットは何なのかを正しく理解しておくことはとても重要です。

このページでは、「インバスケットとは?」について、合格に必須のポイントをまとめてお伝えします。

ぜひ、これを理解して、あなたの試験対策にお役立てください。

インバスケットとは何か?

インバスケットとは、In-Basket(未決箱)のことです。

オフィスや職場などで、机の上に置かれている、処理が必要な書類を一時的に溜めておく入れ物です。

あなたの職場でも見たことがあるのではないでしょうか?

インバスケットには、もう一つ意味があります。

それは、

「管理者の机の上のインバスケットの中に入っている未決裁の書類や報告書、手紙、メモを、そのポストの管理者になったつもりで、ある限られた時間内に処理させていくシミュレーション技法」

です。

インバスケット試験は、この技法を使って、管理者の能力を評価します。

この技法の最大の強みは、管理者の能力を明確に測定できるところにあります。

ちなみに、インバスケットは、別名として、

  • インバスケット技法
  • インバスケット・ゲーム
  • インバスケット・テスト
  • インバスケット試験
  • インバスケット演習
  • インバスケット・トレーニング
  • イントレイ
  • 未決済箱
  • in-basket
  • in-tray

などとも呼ばれることもあります。

インバスケットが用いられる動機

現代の産業組織(企業・公的機関など)では、”有能な管理者” の確保は、その組織の存続・繁栄を大きく左右する、重要課題のひとつです。

インバスケットが用いられる動機は主に2つあります。

  • 組織は、”有能な管理者” を確保するために
  • 組織に属する管理者候補は、”有能な管理者”になるために

インバスケットが使われています。

インバスケットの用途

そういった動機の中で、インバスケットの主な用途は2つあります。

管理者を対象とした「評価・選抜」と「教育・訓練」です。

評価・選抜

組織が複数の管理者候補から、限られたポストの管理者を選抜する際に、管理者候補の能力を測る手段として、インバスケットが用いられます。

日本では、企業や官公庁の昇格試験、入社試験などで用いられています。

教育・訓練

管理者の教育・訓練をする際に、その成果を測定するために、 インバスケット が用いられます。

教育・訓練 の実施前後でインバスケットを実施し、能力の変化を見ることで、どれくらいの成果が出たのかを見ることができます。

インバスケットの用途は、管理者を対象とした「評価・選抜」と「教育・訓練」 。

目的は違いますが、どちらも、インバスケットが管理者の能力を明確に測定できる強みに由来しています。

インバスケット試験の内容

インバスケット試験

ここからは、インバスケットを「試験」として受験予定のあなたへ向けて、
「評価・選抜」目的に絞って、インバスケット試験の内容をご紹介していきます。

シチュエーション

インバスケット試験の受験者は、突然あるポストの管理者の役割を担わされます。

管理者には、特定の状況が設定されており、いくつもの意思決定と行動をとらなければなりません。

多くの場合、それは受験者が慣れていない管理者の役割であるケースが多いです。

たとえば、ある部長の体調が急に悪化したために、急遽、後任の部長に任命されます。

前任の部長の代わりに緊急の業務処理をせざるを得ない状況に立たされます。

受験者の机にはインバスケット(未決箱)が置かれていて、その中には意思決定をしなければならないか、意思決定に必要な情報を与えるための、多数の書類(依頼書、報告書、メッセージ、手紙、 メモ書き、伝言、など)がランダムに入っています。

受験者に求められるもの

受験者に求められることをざっと挙げます。

  • 多くのインバスケット試験では、 受験者が求められる意思決定事項は、大体20~30項目くらいある
  • その中には優先度、重要度、緊急度が違う色々な事項が含まれている
  • 受験者は、そのポストの管理者になったつもり で、限られた時間内(多くのケースでは、1.5~3時間)にインバスケットの中の書類を処理しながら、必要な意思決定とアクションを行っていく
  • 受験者は、それらの書類群の中身を検討し、その 優先度、 重要度、緊急度も考慮しながら、適切な処置を行っていく
  • 必要に応じて自ら意思決定を下したり、計画を立てたり、報告書を書いたり、返事を書いたり、部下に権限委譲してその処置を委任することもある
  • 書類の内容次第では、処置を保留にしたり、延期したり、無視することも必要になる
  • さらに、意思決定する前には、手元にある以上の情報を集めたり、上司や部下と話し合ったり、会議を設けることもある

このように、受験者は、設定されたシチュエーションにおいて、管理者としての行動を展開していくことが求められます。

解答方式

  • 受験者は、与えられた書類群に対して、どういった意思決定を行って、どういう行動をとったか、さらには、なぜその意思決定をしたのかを、所定の解答用紙(行動シート または アク ションシートと呼ばれるもの)に記入することを求められます。
  • このとき、セットで与えられているカレンダーや日程表を見ながら、行動計画についても考えを巡らし、その意思決定結果を カレンダーや日程表に記入します。

評価

受験者が提出した意思決定、行動についての解答用紙と カレンダーや日程表は、評価者があらかじめ用意している採点手引書に基づいて分析・採点され、その結果から、受験者の管理者としての能力(意思決定能力や管理スタイル)が測定されます。

特徴

インバスケットは、現実にとても近い、 管理者としての課題解決状況のシミュレーション下で、受験者が自主的な意思決定行動を展開することを要求される、能動的な試験です。

解答の自由度が高い試験のため、意思決定に絶対的な正解はありません。

しかし、得点に繋がりやすい、 望ましい解答の方向性はあります。

得点に繋がりやすい解答については、「インバスケット対策」 のページで詳しく解説していきます。

インバスケットの本質

インバスケットの本質

これから試験に臨むあなたにとって、高得点を目指したり、試験勉強の効率を高めたいと思えば 、インバスケットの本質を理解することは役に立ちます。

ここからは、インバスケットの歴史をたどることを通して、インバスケットの本質を見ていきます。

インバスケットの歴史

インバスケットの歴史は、1950年代のアメリカからスタートします。

インバスケットが生まれたきっかけ

空軍

インバスケットは、1952年に、アメリカのプリンストン大学の ETS(Educational Testing Service。教育テスト・評価を実施する組織としては世界最大の、非営利民間財団)が、空軍の人事・教育研究所から次のような依頼を受けて、 Norman “ Fritz” Frederiksen(アメリカの研究心理学者)の下で開発されました。

「空軍の幹部学校(幹部職に就くための訓練を行う学校で、20世紀半ばに作られました) の教育・訓 練がどうやったら優れた成果を出せるようになるか、それから、訓練の目的がどのくらい達成できたかを計測するための良い手段はないだろうか。この課題を研究してもらいたい」

つまり、インバスケットの大元の目的は、教育・訓練のパフォーマンスアップにありました。

初代インバスケット -教育効果の測定-

1953年7月、最初のインバスケットが、 空軍の幹部学校の全ての学生を対象にに実施さ れ、そのデータを元に、採点方法が開発されました。

「現時点の結果を見ると、インバスケッ トは教育・訓練に対する有効なアプローチのように思われる。なぜなら、インバスケットを使えば、 訓練生の学習成果を、より明確に理解できるから。」

という結論がだされました。

産業界への広がり

この結論をきっかけとして、産業界もインバスケットに注目し始めました。 AT & T ( アメリカ電信電話会社 。The American Telephone & Telegraph Company の略) がその先頭を切り、 1956年に、 ETS の協力を得て、 インバスケットを産業界へ初めて適用しました。

目的は、やはり中間・管理者の教育・訓練にありました。

その後、インバスケットが産業界で広く用いられるようになりました。

2代目インバスケット -管理者の評価・選抜への適用-

インバスケットが 広く用いられ、経験やデータが蓄積されていくにつれて、インバスケットが、単に教育・訓練に効果があるだけでなく、管理者の評価・選抜 (Assessment and Selection) にも効果的なアプローチだとわかってきました。

そして、1958年、ミシガン・ベル社が、現場の最前線の管理者を選抜するために、インバスケットを使いました。これが、評価目的のインバスケット試験のはじまりでした。

現在のインバスケット

インバスケットは、その後も、アメリカ国内で広く用いられました。

管理者の評価・選抜の手法としては、非常に効果的なものと見なされています。

今では、発祥の地であるアメリカだけでなく、日本にも入ってきており、企業や官公庁などで取り入れられています。

インバスケットの本質

インバスケットの起源から現在まで、60年以上の歴史を通しで見てきました。

インバスケットの 使用目的は、 “有能な管理者” の確保。

主な用途は管理者の「 評価・選抜 」と「教育・訓練」でした。

それを可能にした、インバスケットの本質は、

「管理者の能力の優れた評価手法」

と言えます。

まとめ -最短で合格するために-

「インバスケットとは何か?」について、合格に必須のポイントをまとめてお伝えしました。

もしあなたが、高得点を取ったり、学習効率を高めたいと思われるなら、「インバスケットとはそもそも何なのか」、試験そのものの理解を深めておくことはとても大事です。

少し時間を取って、インバスケットそのものの理解を深めてから、試験対策を進めることをおすすめします。

では、最短で合格するためにまずやるべきことは何でしょうか?

試験対策として、いきなり問題集にあたるなど、場当たり的に対策をするのは効率が良くありません。

合格までのルートが見えないまま学習を進めてしまうと、せっかくの努力が合格に結びつかない可能性があります。

より確実な合格を目指すのであれば、まずは、これまでに高得点で一発合格した受験性が一体何をやったのか?

その全貌を知ることをお勧めします。

その上で、あなたに合ったやり方に調整していく。

合格実績が多く、効率的なのでお勧めです。

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